映画「君が生きた証」を鑑賞して
いやあ感動した。
というか、新年早々に映画で泣いてしまったよ。
映画『君が生きた証』は絶対に観るべき作品です。
こればかしは、全力でお薦めさせてください!(日本語間違ってるかな?)
あらすじについては、専門サイトの言葉を借りさせていただくとします。
「ファーゴ」「マグノリア」などで知られる名優ウィリアム・H・メイシーが初監督を務め、死んだ息子が残した楽曲を歌い継ぐ父親と、その歌に魅了されたミュージシャン志望の青年が、音楽を通じて再生し、成長していく姿を描いたドラマ。やり手の広告宣伝マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で亡くしてしまう。会社を辞め、荒んだ生活を送っていたサムは、別れた妻から音楽好きだったジョシュが残したという歌の歌詞とデモテープを受け取る。その曲を聴き、息子のことを何も知らなかったことに気付いたサムは、ジョシュの遺品でもあるギターを手に、場末のライブバーでステージに飛び入り参加する。そんなサムの演奏を聴き、感銘を受けたロック青年のクエンティンはサムを説得し、親子ほど年の離れた2人はバンドを結成することになる。
映画.comより引用
他の作品の巻頭の予告編で、なんとなく興味をひいて借りたのがきっかけ。
普通のヒューマンドラマを期待していたのですが、ところがどっこい。
他の多くのレビューにもあったのですが、実は冒頭から「勘違いして」作品の世界に入ってしまうように作られているのですね、この映画。
それが、中盤のあたりで大どんでん返しが待っているのです。
それは、とても、とても悲しい物語。
でも、ただ悲しいだけでなく音楽を通して「生きる」ことの素晴らしさもきちんと描かれているのが、この映画の秀逸なところ。
「音楽」の持つ力の大きさに、あらためて驚かされます。
そして、それをきちんと裏付けるかのように素晴らしい楽曲が作中に次から次に登場します。
映画のためにわざわざ書き起こしたオリジナル曲なのかな?
どこか初期の頃のレイディオ・ヘッドを思い起こさせるようなメロディでしたが…。
それと、ギターソロの弾き語りももちろん良いのですが、この映画では「バンド」という形態の良さを余すことなく表現出来ていますね。
昨今、ロックバンドの衰退ぶりが各方面メディアから聞こえてきますが、やっぱりロックバンドって最高ですね。
久しぶりに音楽で気分も高揚しちゃいましたよ。
大袈裟な話でなく、早くも個人的は今年一番の作品に巡り会えちゃった気がします。
(※公開は2015年ですよ)
2018.1.12