そもそも護衛艦って何?自衛隊もそろそろ軍隊だって認めちゃいませんか?
自衛隊の装備更新がなんだか急ピッチで進んでいるように感じるのは気のせいでしょうか?
暮れに飛び込んできたニュースもそう。
海上自衛隊にいわゆる「ヘリ空母」の機能を持つ「護衛艦」が存在することは知っていましたけど。
いつの間に4隻も保有しちゃってたんですか?
しかも、新型艦である「いずも」と「かが」には最初から艦載機(ヘリでなく航空機のこと)の離発着を想定した設計だったのだとか。
それと、航空自衛隊が採用する新型のF-35戦闘機って、改装すれば艦載機としても運用できるんですね。
知らなかったです。
そりゃ高価なわけだ。
ところで、「ヘリ空母」ならともかく、「軽空母」って必要ですかね?
これ、もうあからさまに航空母艦そのものじゃないですか?
艦載機の離発着能力まで持たせて、挙句の果てに「護衛艦」はないでしょう。
これは、詭弁以外の何物でもないかと。
領海の安全を担うための潜水艦対策だったらヘリでじゅうぶんなわけで、攻撃機を搭載しちゃったら、それはもう先制攻撃やる気満々ということになるはず。
今後、さらに自衛隊は、陸上型イージスシステム、それと先制攻撃用の巡航ミサイルまで導入予定なんですってね。
でも、昨今の国際情勢を考えると、たしかに必要性はあるのかもしれないのです。
某国のロケット〇ンには、ほとほと困ったもんだ。
もういい加減、自衛隊という表記を改めませんか?
その存在自体がどう考えても矛盾かと。
そもそも本当に「主権国家」であるならば、自国を守る「軍隊」を持つ権利はあるはず。
日本は、いつまで「戦後」を続けるのでしょうか?
きちんとした手順を経て、「自衛隊」から「国防軍」として組織を再編すれば良いのかと。
ところで。
立派な航空母艦を2隻も保有することになりますが、実は世界中を見渡しても航空母艦を保有している国は、アメリカ以外ではイタリアの2隻がせいぜい。
ほかは、英、露、仏、中、スペイン、タイなどが1隻ずつ保有しているくらいのもの。
そう、日本は護衛艦だと言い張っているのですが、もうれっきとした海軍強国の仲間入りしちゃっているわけなんですよ。
しかも、「かが」というネーミングが悪い。
かつて太平洋戦争で真珠湾攻撃にも参加した旧帝国海軍の空母「加賀」とおなじ名前なんですね。
この「加賀」という空母から発進した艦載機が中国の都市を空爆した事実もあるようなのです。
おのずと、「かが」の存在自体が中国に余計な刺激を与えることになろうもの。
このネーミングは、なんとかならなかったのかな?
戦後日本が、ドイツのように国際的にもきちんと自立した「主権国家」の体(てい)をなすならば、もう自衛隊だの護衛艦だのという言葉のお遊びからは卒業しないと。
こう考えるのは自分だけでしょうか?
2018.1.3